土地を売却する時のベストなタイミングとは?

土地の売却を考えている方にとって気になるのは売却するべきタイミングではないでしょうか。
売るのであれば、利益が大きく、自分に損がないように売却したいと考えるものです。
今回は、不動産を売却するにあたってのポイントと注意点について紹介していきます。

目次

土地を売却するベストなタイミングとは?

土地を売却するベストなタイミングを見極める4つのポイントについて紹介していきます。

1.需要が多い時に売却する

季節によって、売れやすい・売れにくいというのは異なります。
一般的に、春と秋が転勤や移動が多いことから売れやすく、夏は売れにくいと言われています。

しかし、現在は、インターネットを使って不動産を探す人が増えていて季節関係なしに検索できるため、季節での売れやすさの差は小さくなってきているとされています。

2.経済が好況な時に売却する

土地の売却価格は、基準地価がベースとなっており、地価は経済状況の影響を大きく受けます。
そのため、経済が好況である時に売却することで売却がしやすくなるでしょう。

3.周辺環境の変化を見極める

経済状況とともに、周辺環境の変化も大きく価格に影響します。
周辺に大型商業施設が開店したり、駅が開通したりすると価格は上昇します。

反対に、スーパーが閉店したり、少子高齢化が進行したりすると価格が下がってしまいます。
周囲の状況を踏まえ、価格の低下が見込まれる場合は早めに判断することが必要です。

4.所有期間や税制の変化を把握する

土地を売却して手元に残るお金の額は、成約価格から税金を差し引いた金額です。
そのため、税金が低いタイミングで売却することで手元に残るお金が増やせる可能性があるのです。
税金がお得になる1つの例として、所有期間が5年を超えるタイミングがあります。
所有期間が5年を超えると、譲渡所得税が約半分まで減らせます。
法律の改正が行われ、税制が変化することもあるため、それらの変化を把握し、お得なタイミングを見極めるというのもポイントです。

売却のタイミングで注意すべきこととは?

不動産売却のベストなタイミングについて紹介してきましたが、時期ばかり考えすぎるのはおすすめしません。
以下の注意点を踏まえ、柔軟に売り時を判断しましょう。

・残りの住宅ローンの額と売却価格のバランスを考える

多額の住宅ローンが残っている場合は売却金額で完済できない可能性が高いです。
売却金額で住宅ローンを完済し、その後の生活に支障が出ないタイミングで売却することが大切です。

・転居したいタイミングの6か月前には動き出す

不動産は売り始めてすぐに売れるものではありません。
焦って売却してしまうと良いことはないため、余裕をもって転居したいタイミングの6か月前には動き出しておくようにしましょう。

まとめ

土地を売却する時には、情勢や税制などを踏まえ、売却すべきタイミングを見極めるようにしましょう。
しかし、タイミングにとらわれすぎることなく、自分の経済状況やこれからのことを検討したうえで判断することをおすすめします。